2010年10月5日火曜日

石川太郎日記

9/29例会でつぶやかれたお話
(いつも穏やかな太郎さんの口調がちょっと違う感じがしました。
 よほど、話しておきたかったとお察ししました)

・・・メルマガより

『取り過ぎにご注意ください。』
石川太郎です。 さあ、10月1日から、たばこ税が増税され、値上がりです。
この決定は、昨年の12月22日に閣議決定されたものなので、
今頃言うのも 何なんですが、ちょっとひとこと、言わせてもらいます。 
僕はここ数年ビールの減税活動に関わってきました。 
たばこ税も酒税と同様「個別間接税」といわれるものなので、
税制改正等で何かがある時は、たばこ業界さんとはいつも前後の関係でした。 
8月の「平成23年度財務省税制要望に関する団体ヒアリング」の時もそうでしたし、
10月5日に行われる「民主党財務金融部門会議」にも呼ばれていますが、きっとそうでしょう。 
皆さんは日ごろあまり酒税を意識していないでお酒を飲んでいると思いますが、
酒税はお酒の種類によってそれぞれ異なります。
中でもビールの酒税は比較的高く、1リットルで220円です。
日本のビールの酒税は国際的に比較して極めて高く、
ドイツの22倍、フランスの15倍、アメリカの12倍です。 
ちょっと驚きでしょ。※1 
平成21年12月22日に閣議決定された「平成22年度税制大綱」には
まず「個別間接税については、特定の政策目的を含め、課税の趣旨を明確にすべきです」 とあり、
続いて、「たばこ税・酒税は、いずれも消費税と実質的に二重の
負担をもたらすものであると同時に、
これまで安易な財源確保策として用いられてきたこという問題があります。」 
そして「このようなあり方は望ましいものではありません」と書いてあります。 
冒頭部分を読んだ限りでは「増税はしないのかな?」と思えますが、
最後には「上記の方針に沿って、平成22年度において、
1本あたり3.5円の税率引き上げ(価格上昇は5円程度)を行います。」となっています。 
いったい何が今回の増税の趣旨なのか、大綱には「国民の健康の観点から、 
たばこの消費を抑制するため、将来に向かって、
税率を引き上げてゆく必要があります。」とありますが、
本来健康は個人が管理するものだと思いませんか。 
「22年度税制大綱」はインターネットで簡単に見つかります。 
21ページに書いてあります。読んでみてください。 
今回も、何だかんだと理由を付けての増税です。 
名古屋の河村たかし市長は「減税こそは、政治家のなすべきことだ」と主張して
「名古屋市の市民税を10%減税する」と政策を掲げて闘っています。
自らの報酬も2750万円から800万円にして、四年ごとにもらえる4220万円の退職金も
必要ないと言って頑張っています。 
河村市長は政治家のやることは、公共サービスをより安く国民に提供すること。と言っています。 
僕は政治家に限らず、様々な会の理事や役員の務めも、会員により安くサー ビスを
提供する努力だと思っていますが、皆さんはどうお考えですか。 
人間にはお金を貯めたがるという習性があるようです。
だから、営利にこだわらない組織であっても、税金や会費は下がらないのです。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますが、何事も取り過ぎは良くありません。
税金も 会費も取り過ぎは良くありません。
金利も取り過ぎはいけませんね。 
皆さんも脂肪や糖分の取り過ぎにはご注意ください。 
アルコールもそうですよ。みなさんは、どのように思われますか。 
※1 「ビール酒造組合」調べ(平成22年6月) 
邦貨換算は、1ユーロ107.81円、1ドル88.48円(平成22年6月末時点 でのTTMレート)
アメリカはロサンゼルスでの調査

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